塚本晋也監督作品 映画「BULLET BALLET」

塚本晋也監督は「鉄男」を劇場で観てから大好きだったのですが、ここ十年ほど病気をしたり、多読などで遠ざかっていたので、今回、久しぶりに魅力あふれる作品「BULLET BALLET」を観られて幸せです。

バレット・バレエ [DVD]

愛する女性を銃で失った悲しみから、銃を求めてさまよう中年男性。虚脱感と快楽と退廃と死の世界。疾走感と絶望感が入り乱れ、ひとつの銃がつくり上げるストーリーに、観るものを撃ちぬくような魅力を放っています。モノクロで表現され、キリッとした美を生み出していて素晴らしいです。

※注意　心の元気なときに観ましょう。

ほんわかあったかな世界も好きですが、こうしたエネルギッシュで殺伐とした作品も好きな私。自分の心の中に、両面性があるのかも（？）
この映画を観ていたらラフモノクロームでガリガリとした写真が撮りたくなってきました。この間伏見稲荷大社で撮ったモノクロ写真をアップしてみます。

（E-P2)